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TOP DESIGN ロゴデザイン 6月5日はロゴの日! Vtuberやソシャゲで見かける『作字ロゴ』の世界

6月5日はロゴの日! Vtuberやソシャゲで見かける『作字ロゴ』の世界

6月5日は「ロゴマークの日」。

6(ロ)5(ゴ)の語呂合わせから生まれたこの日は、2011年に一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定されています。

X(旧Twitter)では「#ロゴの日」のハッシュタグで、企業が自社ロゴの由来や理念をポストしていたり、デザイナーや個人クリエイターが自身のロゴ作品や習作を公開したりと、ロゴに注目が集まる日になっています。

最近では、Vtuber、YouTubeのサムネイル、ソシャゲ、ライブ、イベントなど、さまざまな場面で「作字」によるロゴデザインを見かけることが増えてきました。

本記事では、そんな「作字ロゴ」の魅力や、ロゴを依頼するときに押さえておきたいポイントについてご紹介します!

 

作字ロゴとは?

作字ロゴ」とは、既存のフォントを使わず、文字を一からデザインしてつくられたロゴのことです。

最近では、フォントをベースに装飾や加工を加えた「作字風ロゴ」も多く見られますが、どちらも世界観やテーマに合わせて生まれる『一点モノの文字』という点では共通しています。

この記事では、このようなオリジナル性の高い文字ロゴ全般を「作字ロゴ」としてご紹介します。

ソシャゲのイベントに見られる作字ロゴ例

このように、定期的に開催されるイベントやガチャのロゴに作字ロゴが使用される場面をよく見かけます。

世界観の表現や、ユーザーの興味を惹きつけるのに非常に効果があります。

Vtuberや配信・動画サムネイルに見られる作字ロゴ例

Vtuberの名前そのものや、配信・動画のサムネイルとしても作字ロゴが頻繁に使用されています。

ロゴをそのまま、Tシャツやアクリルキーホルダーなどのグッズとして使用していることも多いですね。

ライブイベントに見られる作字ロゴ例

数多くの音楽フェスやアーティストのライブイベントにおいても、イベント単位でロゴデザインが作成されています。

フェス会場の入り口に大きなアーチとスタイリッシュなロゴが見えると、入場時のテンションが一気に上がりそうです。

 

「ただの文字」と「作字ロゴ」、ここまで印象が変わる!

「フォントで文字を並べただけ」と「コンセプトに沿ってデザインされた作字ロゴ」では、見た瞬間の印象がまったく違います。
ここでは実際に、同じ言葉を「そのままの文字」と「作字風にデザインしたもの」で比較してみました。

見比べてみると、ちょっとした装飾やシルエットの工夫だけで、ロゴから伝わる世界観がガラッと変わることがわかるはずです。

架空のVtuber「白米たべる」の作字ロゴをデザインしてみます。(ネーミングセンス…)

まずは使うフォントを決めてみました。

使うフォントや文字のスタイル1つでも、印象は大きく変わります。
今回は、親しみやすくポップな印象のスタイルを選択しました。

ブランディングやグッズ展開のためにも、「イメージカラー」は特に重要。

最近のトレンドとして、「メンカラ(メンバーカラー)」のようなイメージカラーをしっかりブランディングに取り込む活動者の方がほとんどです。
あまり多くの色を入れると印象が散らかりがちなので、多くても3、4色以内に収めたいですね。

今回は、健康的なオレンジ・緑を差し色に、白米の「白」を加えています。

ここが差別化の醍醐味。好きなものやキャラクター性をモチーフに組み込みます。

全体的に角を丸くして柔らかさを出し、「白米を食べる」という言葉から連想するモチーフをあしらってみました。

「白」の中心を赤くしたのは、日の丸弁当の梅干しのつもりです。(笑)
他にもしゃもじや米粒、ご飯炊き釜や俵をモチーフにしています。

また、アルファベットを組み込んだロゴもよく見ます。
ロゴだけを見て、読み方もしっかり伝わるのが利点です。

配信画面や動画のサムネイルにも使いやすいよう、縁取りを入れて完成です!
最初のテキストと比べると、大きく印象が変わったと思います。

さらに、全く異なるテイストのロゴのパターンを作ってみました。

フォントや色合い、あしらいが違うだけで文字列は同じなのに見る人に与える印象はこんなにも変わります。

 

作字ロゴを依頼するなら

作字ロゴをプロに依頼する場合は、クラウドソーシングサービス(例:クラウドワークスランサーズ)や、スキルマーケットサービス(例:ココナラSKIMA)を利用するのが一般的です。

クラウドソーシングサービスはややビジネス寄りで、価格帯はやや高め。その分、企業案件をこなしているような経験豊富なデザイナーと出会いやすいです。
スキルマーケットサービスは比較的カジュアルで単価も低め。副業デザイナーやフリーの個人クリエイターが多く、気軽に相談しやすい雰囲気があります。

どちらのサービスでも、デザイナーの実績やポートフォリオをじっくりチェックすることが大切です。
自分のイメージに近い作風かどうか、世界観を理解してくれそうかを確認して選びましょう。

依頼する前に決めておくべきポイント

  • 使用目的・媒体を明確にする
    例:配信サムネ用/イベント告知/グッズ用/アプリのロゴなど
  • 伝えたいイメージや世界観を整理する
    キーワード、色味、雰囲気(例:「ポップで元気」「ダークでミステリアス」など)
  • ターゲット層を共有する
    誰に見せるロゴか(例:Z世代、ファン層、ビジネス向け)
  • 好きなデザインの参考画像を用意する
    雰囲気の近いロゴや作品を集めておくと伝わりやすい
  • 避けたいテイスト・NG例も伝える
    「かわいすぎるのはNG」「和風すぎない方がいい」など
  • サイズや納品形式を確認しておく
    使用予定に応じて、JPG/PNG、AI、PSDなど希望形式を伝える
  • 予算とスケジュールを明確に伝える
    価格帯や希望納期を最初に提示するとスムーズ
  • 実績や作風をよく見て依頼先を選ぶ
    自分のイメージとマッチするデザイナーかどうかを重視

 

ロゴって奥が深い

作字ロゴの魅力が少しでも伝わったでしょうか。

作字ロゴは、一点モノだからこそ「誰に頼むか」もとても大事です。

私もイベント向けの作字ロゴの制作をしてきた実績がございますので、もし「こんなロゴを作ってほしい!」という方がいれば、お問い合わせフォームまでお気軽にご相談くださいね!