Adobe Fontsとは、Adobe Creative Cloudの契約者なら追加料金なしで使えるフォントの定額ライブラリです。
数万種類を超えるプロ品質のフォントが使い放題で、IllustratorやPhotoshop、After EffectsなどのAdobeソフトとシームレスに連携。さらに商用利用も可能!
本記事では、Adobe Fontsの基本的な使い方から、商用利用の注意点、Webフォントとしての活用方法まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
Adobe Fontsのライセンスについての案内はこちら
ライセンス・商用利用について
Adobe Fontsは商用利用OKであるためクライアントワークなどにも活用できますが、Creative Cloudの契約者であることが条件です。
商用利用に関する注意事項を簡単にまとめました。
OKな使い方
- ロゴの作成、商品のパッケージ、書籍や雑誌、プロダクトなどにフォントを使用
- フォントを用いて作成したロゴを著作権で保護、または商標登録すること
※商標登録については利用規約が定められているのでこちらをご参照ください - 商用プロジェクトや顧客のプロジェクトで使用
- フォントをアウトラインに変換して変形・装飾
- PDFファイルや電子書籍への埋め込み
- 映画や、ビデオコンテンツ(動画、配信など)への使用
NGな使い方
- Creative Cloudの契約が切れた状態での使用
- オフラインでの使用
- Adobe Fontsのフォントを使って一文字からなるグッズを作る
=個々の文字・字形のデザインをそのまま使用した製品はNG - モバイルアプリケーション、デスクトップアプリケーションへの埋め込み
フォントメーカーまたは正規販売店から直接、該当するライセンスを購入する必要がある - 自分のサーバーにフォントをインストールする
- WEB制作担当者のアカウントを用いてクライアントのサイトにWEBフォントを埋め込む(後述)
WEBフォントでの利用について
Adobe Fontsを自分でダウンロードしてサーバーにアップロード、という方法はできません。
Adobe Fonts WEBサービスより埋め込みコードを発行する必要があります。
WEBサイトへのフォントの追加手順はこちら。
Creative Cloudの契約が切れるとこちらは使用不可となり、通常フォントに差し変わりますので注意が必要です。
WEB制作者向けの注意事項
NG一覧に記載した通り、WEB制作担当者のサブスクリプションを利用してクライアントのWEBサイトへフォントを埋め込むことは禁止されています。
クライアントワークでWEBフォントとして使用する場合は、クライアントのアカウントを使用・またはアカウントを作成し、サブスクリプションの契約をしてもらいましょう。
ただ、ロゴマークやバナーなどでAdobe Fontsを使用し、画像として出力してWEBサイトへ掲載する場合はこれに該当しません。
最後に
クライアントワークでWEBフォントとして使用するには少し制限がありますが、ロゴやバナー画像、プロダクトデザインへの商用利用はOKのため、積極的に活用していきたいですね。
当ブログではおすすめフォントの紹介もしていこうと思いますので、ぜひそちらもご覧頂ければ幸いです。