まずはこのミュージックビデオを観て欲しい。話はそこからだ。
7月2日(72=夏)の「夏の日」にちなんで、平成を代表する人気アーティスト「ORANGE RANGE」が名曲『イケナイ太陽』の完全新作MVを公開しました。
「令和ver.」と銘打ってはいますが、実際は懐かし過ぎる「平成あるある」ネタが秒刻みで仕込まれているとんでもないMVです。
Youtubeのコメント欄に書かれた「致死量の平成」という言葉は、そのままXでのトレンドワードにも上がりました。
ナツい夏★プロジェクト始動!
人気芸人・マユリカとコラボし、レンジ世代”平成あるある”72連発の「イケナイ太陽」新MUSIC VIDEOを公開!!
…という事で、概要欄によると72個の「平成あるある」があるそうなので、Youtubeのコメント欄を見たりやSNSで友達と議論を交わしながら元ネタをどうにか網羅できないかと思い、記事にしてみました。完全にただの趣味です。
同世代の方はぜひ、懐かし〜!とあの頃の平成に思いを馳せてみてください。
MVの元ネタ解説
ネタ数が本当に膨大なのでカテゴライズしてみました。
各タイトルの数字はYoutubeでの再生時間です。
ORANGE RANGEのセルフパロディ
0:19、1:51など 「イケナイ太陽」
令和版ではなく初代MVからのシーンが数多くあります。
サングラスをかけて色々しているシーンはほとんどがそうですね。
0:33など「ロコローション」
水を抜いた空のプールの中で歌い、プールサイドでたくさんの人が踊っている構図はロコローションのMVに似てるかな?と思いました!
0:51など 「ビバ★ロック」
度々出てくる赤いチアガール衣装の女の子たちは、ビバ★ロックのMVに出演しています。
ちなみにビバ★ロックは初めてのタイアップ曲で、TVアニメ「NARUTO」の3代目エンディングテーマです。
2:26、3:21など「上海ハニー」
白いビキニのガールズや、ハンカチ王子と交互に出てくるムキムキのビキニのお姉さんは上海ハニーのMVに登場。
当時の振り付けも再現されていてとっても懐かしい!
3:13「以心電信」
後述のニコニコ動画風コメントで、画面下に大きい赤文字で「以心伝心」と表示されます。
auのCMソングとしても有名な曲のタイトルは正しくは「以心電信」ですが、無関係ではなさそう。
3:13 「花」
ニコニコ動画風のコメントの中に、「花びらのように散るなよ」というものがありました。
「花びらのように散りゆく中で」というフレーズはキズナの歌詞の一部です。
3:14 「おしゃれ番長」
同じくニコニコ動画風コメントより。
「おしゃれ番長、通リマァァァス!」というコメントは、ORANGE RANGEの楽曲「おしゃれ番長 feat.ソイソース」が元ネタでしょう。
後述しますが、おしゃれ番長がタイアップしたポッキーのCMダンスもまた懐かしいポイント!
3:13 「キズナ」
さらに同じくニコニコ動画風コメントより。
「キズナwwww」というコメントがありましたが、「キズナ」という楽曲もまさにORANGE RANGEですね。
ドラマ版「いま、会いにゆきます」の主題歌としても有名です。「花」は映画版の主題歌。
テレビ番組、CMなどのパロディ、時事ネタ
0:31 画面のアスペクト比率が4:3
これは番組のパロディではないのですが、ブラウン管テレビの画面サイズは4:3の比率になっていました。
地デジ化に伴い今ではテレビもYoutubeの動画なども16:9の比率が一般的になっています。
0:31のシーンは、4:3の画面の黒縁を左右に押し広げて16:9にするという、粋な演出になっています!
0:40 テレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』
男子生徒たちが踊っているのは修二と彰による「青春アミーゴ」の振り付け。
テレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』に共演の亀梨和也さんと山下智久さんの期間限定ユニットです。
カラオケなどでも定番の大人気曲でしたね!
0:45 「平成」への改元発表
1989年1月7日に、小渕恵三官房長官(当時)が記者会見で「平成」と書かれた台紙を掲げる有名な一幕。
ちなみに「平成」とは「内外、天地ともに平和が達成される」という意味が込められていました。
1:05 テレビドラマ『GTO』
グレート・ティーチャー・オニヅカ。略して「GTO」。
藤沢とおる先生の漫画を原作として、反町隆史さん主演のドラマが人気を博していました。
黒板には「小野(塚)英吉」と書かれていて、塚の部分は本人で見えないのですが、GTOの主役キャラである「鬼塚英吉」から来ていそうです。
1:06 ポッキーチョコレートのCM
両手にポッキーを持ってダンスするCMが人気でしたが、タイアップ曲はORANGE RANGEの「おしゃれ番長 feat.ソイソース」!
特徴的な可愛いダンスがとっても懐かしい〜!
1:21 テレビドラマ『ごくせん』
赤いジャージにツインテールと眼鏡。そして竹刀。
この姿は紛れもなく、森本梢子先生の漫画を原作とした大人気ドラマ「ごくせん」の主人公ヤンクミで間違いないでしょう!
このMVを観てて一番大きい声を上げてしまったのはこのシーンでした。(笑)
1:32 バラエティ番組『学校へ行こう!』①
学生が学校の屋上で何かを叫んでいるシーン。
こちらはV6が司会を務める人気バラエティ番組「学校へ行こう!」の名物コーナー『未成年の主張』です。
全国各地の学校へ赴き、物申したい学生が屋上から校庭にいる全校生徒に向かって言いたい事を大声で主張するもの。
先生への不満を叫んだり、友達へ謝りたいことを叫んだり…でも一番の目玉は好きな子への告白でしょうか。
1:48 一発ギャグ「だっちゅ〜の」
人気お笑い番組「ボキャブラ天国」に登場した女性お笑い芸人コンビ「パイレーツ」による決めセリフ。
腕で胸を寄せて谷間を見せつけながら「○○だっちゅ〜の」というギャグは人気を博し、1998年に新語・流行語大賞を受賞しています。
ほんの一瞬ですが、おそらくだっちゅ〜のポーズをしているように見えました。
1:58 恋愛バラエティ『あいのり』
ピンク色のワゴン車とプラカードを持ってヒッチハイクする人と言えば、恋愛バラエティ『あいのり』でしょう。
「ラブワゴン」に乗って世界中を旅する男女7人の恋愛模様を追う番組です。
ちなみに2017年以降は「あいのり:Asian Journey」「あいのり:African Journey」という新シリーズが制作されていて、Netflixで配信中のロングヒット番組です!
2:04 GReeeeN『愛唄』ミュージックビデオ
青春ソングの定番と言えば、GReeeeN(現「GRe4N BOYZ」)も欠かせないでしょう。
ガラス越しの男女が切なく向かい合う特徴的なシーンは、「愛唄」のミュージックビデオが元ネタです。
2024年3月に所属事務所との契約期間を満了し、グループ名を「GRe4N BOYZ」へと改名しています。
2:53 バラエティ番組『トリビアの泉』
「無駄な知識・雑学(=トリビア)」を披露し、ゲストが「へぇ〜!」と感心したら手元にある「へぇ〜」と鳴るボタンを押し、「このトリビアは○○へぇ」だと品評していく…という、あまりにも有名な番組。
この「へぇ〜」ボタンを押しているシーンがMVにも登場。
トリビアのネタは視聴者公募で、一定のへぇ数を獲得すると「金の脳(メロンパン入れになっている)」がプレゼントされるというのも懐かしい話です。
3:22 「ハンカチ王子」
昨今の野球界では大谷翔平選手が大人気ですが、2006年の夏の甲子園においては早稲田実業学校高等部の斎藤佑樹選手が「ハンカチ王子」として大注目を浴びていました。
マウンド上でハンカチで汗を拭う姿が印象的だったからかメディアによってハンカチ王子と呼ばれるようになりましたが、その後はゴルフの石川遼選手がそれをもじって「ハニカミ王子」と呼ばれているなど、スポーツ界で活躍する若い世代が大々的に注目されていましたね。
4:14 バラエティ番組『学校へ行こう!』②
先ほど「未成年の主張」について紹介しましたが、バラエティ番組『学校へ行こう!』には同じくらい人気の名物コーナーがありました。それが『B-RAPハイスクール』です。
「ヒップホップを愛する若者なら初心者でも大歓迎」と謳いヒップホップを披露するコーナーという体裁でしたが、その実オモシロ替え歌コーナーになっていました。(笑)
そのコーナー内でも特に大人気のユニット「軟式globe」のパーク・マンサーの写真が第五代校長として飾られています。
「アホだな〜♪」「そうだよアホだよ♪」のフレーズが有名ですね!
4:19 テレビアニメ『おそ松くん』
赤塚不二夫先生の代表作「おそ松くん」に登場するキャラクター、イヤミがビックリした時に「シェー!」と言いながら独特のポーズをします。
本MVも、出演者全員でこの「シェー!」をして締め括られました!
2015年には『おそ松さん』としてリバイバルアニメが新たに制作されていたので、このシェー!ポーズは今でも有名なのではないでしょうか。
ファッション
0:36 スクールバッグをリュックみたいに背負う
登校中の男子・女子学生たちが、本来肩や肘に掛けるスクールバッグの持ち手の紐をリュックのように背中に背負っています。
これの発祥や理由はよくわかっていませんが、なぜかこれが流行っていたんですよ。(笑)
0:36 男子の盛り盛りヘアー
いわゆる「メンエグ(メンズエッグ)」系というのでしょうか、当時のチャラい男子はパイナップルの葉のように髪型を盛っている人が多かった気がします。
ヘアカラーも今よりもビビッドで彩度高めの茶髪や金髪が多かったですね。
0:36 スタッズのバングル
トゲトゲしたスタッズがついた太めのバングルを男子生徒が手首につけています。
V系(ビジュアル系)バンドの流行もあってか、パンキッシュなアクセサリーも注目を浴びていました。
0:36 ルーズソックス
女子高生に大人気だったのが、長い靴下をあえてダブらせて履くルーズソックススタイル。
MVでは中に紺ソックスを重ねたりしており、これも流行していました。
今で言う「細見え」の効果が期待されてたんですね。
0:36 ミニスカート
ルーズソックスとセットで欠かせないのがミニスカート文化。
指定の制服を腰のあたりで巻いたりしてスカートをより短く着こなすのが平成ギャル流。
そのためか校則によるチェックが厳しくなる学校も多かった時代ですね。
0:36 派手なカバンデコ
スクールバッグに、パステルカラーのポスカなどで落書きするのが大流行していました。
また、後述の携帯電話もそうですが、ファーがついた大ぶりのキーホルダーやマスコットを大量にぶら下げるのが人気でした。
この辺は当時のカリスマであった篠原ともえさんの影響でもあるのかな?
0:36など ヒョウ柄
女子高生が髪につけているシュシュがピンクのヒョウ柄ですが、平成ギャルと言えばヒョウ柄!なイメージですね。
ヒョウ柄、レオパード柄で言えばこちらも当時はギャルにとっての大カリスマである浜崎あゆみさんがジャケットやファッションによく取り入れていることでも有名でした。迷彩柄とかもね。
0:36 ミサンガ
隣の女子高生が手首に巻いているのはおそらくミサンガでしょうか。
ミサンガとは願い事が叶うように祈りながら編む、糸でできたお守りです。
よく、机の端にセロテープで始点を貼り付けて編んでいた記憶があります。
手首や足首につけて、紐が自然と切れた時に願いが叶うと言われています。
0:41 フォークロアアクセサリー
男子の一人が着けているフォークロア調(?)のネックレスも、当時よく見かけていた気がします。
他にもクロムハーツのような黒い革紐+銀の少しいかついかっこいい系のアクセサリーも人気だったと思いますが、この辺はあまり詳しくないので正式名称違ってたらすみません。
0:43 ハイビスカスのヘアーアクセサリー
平成ギャルの間では夏っぽく明るいモチーフのアクセサリーが人気で、特にハイビスカスもその代表格だと言えます。
原色の赤、ピンク、黄色の花弁の夏の花、ハイビスカスは柄としても人気でしたし、ハイビスカスのヘアアクセサリーを髪に着けると一気にギャル感が増します。
0:43など ガラケーのデコ
折り畳み式の携帯電話、いわゆるガラケー端末の外側に、キラキラしたラインストーンが所狭しと貼られています。
これぞ平成ギャル!って感じがしますね。
また、スクールバッグと同様に、携帯ストラップはとにかくファーやぬいぐるみモチーフ、大粒のビーズなどで派手に装飾されていて、携帯電話そのものよりもストラップの方が質量が多いなんていうのも平成ギャルのあるあるです。
0:43 カーディガンの腰巻き
ニットカーディガンの袖の部分を腰に結んで巻きつける着こなしも平成っぽいです。
1:03 カラフルなビーズブレスレット
大粒でカラフルなビーズをあしらわれたブレスレットをジャラジャラと何本も重ね付けするのもあるあるです。
書いてて思い出したのですが、アルファベットが書かれたビーズで名前を連ねたブレスレットや携帯ストラップ作ったりしてたな〜!懐かしい!
2:17 ネイル
ピンクの長く尖った付け爪をしているギャルがいますが、本来の爪よりも遥かに長い付け爪をするのは今でも見掛けるものの発祥は平成ギャルの流行からだったように思えます。
2:17 前髪を上げるヘアスタイル(ポンパドール)
前髪を後頭部へ向かって流してヘアゴムやヘアアクセサリーで留めるの、最近あまり見ませんよね。
少しボリュームを持たせるポンパドールスタイルも流行していました。
3:09 腰パン
後ろにいる男子学生のズボンがかなり浅く履かれていますが、「腰パン」と言ってあえて浅くだぼっとズボンを履く男子学生は多かったですね。
これは今でもそうなのかな?
3:09 G-SHOCK
これは少し自信がないのですが、手前にいる男子の腕時計…G-SHOCKに見えませんか?
ストリートファッションの流行に伴い社会現象を巻き起こした頑丈なデジタル腕時計で、かっこいいメンズ向けモデルだけでなくスケルトンやカップル向けのペアモデル、イルクジ(イルカ・クジラ)モデルなどは女性にも人気がありました。
思えば、人気のあまり「G-SHOCK狩り」なんて物騒な言葉もありましたね。他にもエアマックス狩り、たまごっち狩りなど…
平成カルチャーやトレンド
0:36 自転車の改造
男子生徒が乗る自転車のハンドルが不自然に上を向いていますが、おそらく自転車を改造しています。
女子校出身なのであまり馴染みはありませんでしたが、少しバイクみたいになるからですかね?友達に聞くまで知りませんでした…
蛍光マーカーが増やされたり、荷台が折り曲げられてるのもそれっぽいです。
0:43 ギャルポーズ
指を下に向けて両手を前に突き出すポーズや、指を下に向けるピース(いわゆるギャルピース)は、プリクラの定番ポーズですね。
0:53 壁ドン
男子が女子を壁際に追いやって壁にドンっと手を突く、いわゆる「壁ドン」。
少女漫画では定番の胸キュンシーンの1つとして、今でも広く知れ渡っている言葉です。
ただ、本来「壁ドン」とは、賃貸において大きな音を出した際、隣の人に苦情の意味を込めて壁をドンっと殴られるという意味のネットスラングとして使われていました。
今では前者の方が有名になっている気がします。
0:55 「異論は認めん!」
当時のネットスラングとして、自分の意見を述べた後に「異論は認める」「異論は認めない」という言い回しをよく見かけました。
例)俺はたけのこの里派。異論は認めん。
0:56 顎クイ
壁ドンからの流れとして、男子が女子の顎を掴んでこちらをクイっと向かせる。これが顎クイです。
1:03 てへぺろ
最近ではあまり聞かなくなった気もしますが、何かミスやドジをする→てへっ♡(と笑いながら舌をぺろっと出す)のがてへぺろ。
ネットスラングとしても有名ですが、この動作自体は古い少女漫画などでよく使われていた表現ですかね。
1:04 ちょべりぐ
平成初期に流行した言葉で、「超ベリーグッド」の略。
対義語は「ちょべりば」(超ベリーバッド)。
とても、すごい、などの意味を持たせて「超」という接頭辞(?)が使われるようになったのも平成ギャル語録って感じがしますね。超イケてる!みたいな。
「チョ→」とか「CHO→」とか。伸ばし棒を→で表現するのも流行ってました。
1:04 「一生仲仔」「我等友情永久不滅」などのプリ文字
当時大流行していたプリクラへの落書きやスタンプ文字として、これらの言葉がよく使われていました。
「一生仲仔」(いっしょうなかよし)
「我等友情永久不滅」(われらゆうじょうえいきゅうふめつ)
他にも「02娘01(=ニコイチ。2人で1つという意味)」、「心友(=しんゆう。心の友であり、親友)」など、独自の単語が数多くありました。
また、メールでは「ギャル文字」文化なんてものもありましたね。
「こんにちは」を「⊇ωレニちレよ」と書くみたいな。
1:14 メールボックスの振り分け
LINEなどがなかった当時は携帯のキャリアメールがコミュニケーションの主流であり、MVにもあるように「なかよしボックス」のようなメール受信ボックスを作って友達からのメールはそこに振り分ける…といった使い分けをよくしていました。
この半角カタカナもあまり見なくなって久しいですね。懐かし過ぎる…
1:15 メールのセンター問い合わせ
最近のメールやLINEなどのメッセージアプリでは送られたメッセージはすぐに通知が届きますが、当時のキャリアメールは通信状況などによっては通知が遅れる(サーバー上にのみ送られていて受信できていない)という状態もままありました。
なので、受信側がメールの受信をリクエストすることを「センター問い合わせ」などと呼んだりしていました。
気になる人にメールを送ってみたけど返事が来ない…気付いていないだけなのか、メールを受信できていないだけなのか…と気になってセンター問い合わせをする、というのは当時の少し甘酸っぱいあるあるネタですね。
2:13 LIPTONの紙パック紅茶
小さい紙パックのリプトン、当時はなぜかやたらと流行っていた気がします。
2:21 香り付きボールペン
平成に流行した文房具は、今とは違った独自性があったように思えます。
2人の男子学生がペン先を匂っていますが、インクに甘い香料が混ぜられた「香り付きのボールペン」は小学生にも大人気でした。
MVではORANGE RANGEにちなんでオレンジのボールペンなのもポイントが高いですね!
ミルキーペン、ロケットえんぴつ、ポスカなど、色々な文房具があったなあ…
2:37 ファービー
これも観た時に「うわっ!!」て声が出ました。(笑)
販売開始後5ヶ月間で200万個も売り上げたという、爆発的人気のあった電子ペットロボットと呼ばれるおもちゃです。
猫のような耳に大きな目、くちばし、ふわふわの体毛。
目やくちばしは動いて、言葉を話したり歌ったり踊ったりしていました。
今でも新型のファービーが販売されているそうです!
2:52 フリシャー
フリフリすると芯が出るシャープペンシル。通称フリシャー。
従来、ペンの頭をカチカチと押すことで芯が出ますが、ペンを上下に振ることで芯が出てくるようになるシャープペンが登場しました。
パイロット社のドクターグリップシリーズが有名です。
2:54 ブラウン管テレビを叩く
女子学生がブラウン管のテレビの上面をバンバンと叩いています。
これは決して壊そうとしているのではなく、寧ろ直そうとしているのです。
「映像が乱れているテレビを何度か叩くと元に戻る」という科学的根拠のない迷信が当時はありました。
迷信の出どころはわかりませんが、「ドラえもん」の漫画でもよく見掛けていた光景だった気がします。
2:56 ゲームソフトの裏をふーふーする
これもテレビを叩くのと似たような迷信のあるあるですね。
スーパーファミコンやゲームボーイ、NINTENDO64くらいまでのゲームソフトは隙間に埃などがたまりやすい構造で、本体との接触が悪くなると正常に起動できないことがよくありました。
そのため、うまく起動できない時にはソフトの接触面にふーふーと息を吹きかけて挿し直すという場面がよくありました。
「イケナイ太陽」の間奏中の「ふっふ〜♪」の部分とこの動作をかけているのがユニークです!
3:03 ゴー⭐︎ジャス
プールサイドの女性が大きな地球儀のようなボールを持っています。
おそらくこれは、お笑い芸人ゴー⭐︎ジャスさんでしょうか。
地球儀を回しながら「まだ助かる…まだ助かる…マダガスカル!」というネタが有名です。
3:08 携帯の赤外線通信
男子生徒と女子生徒が向かい合って携帯電話を近付けているシーン。
電話番号やメールアドレスなどの連絡先の交換のために、ガラケーには赤外線通信機能が搭載されていました。
LINEでいうところのふるふる機能みたいなものです。
3:12 ニコニコ動画
画面上の右から左へ向かって白い文字がたくさん流れてきます。
これは動画サイト「ニコニコ動画」独自のコメント機能です。
動画につけたコメントがリアルタイムで画面上に流れていくため、視聴者としては一緒にこの動画を見ているという一体感が味わえるものでした。
また、画面下に大きく赤い文字で「以心伝心」というコメントが書き込まれていますが、コメントをカスタムして赤く大きい文字を画面中央にドン!と表示させるのもニコニコ動画あるあるネタです。
3:15 授業中の手紙
退屈な授業中に友達とこっそり手紙を回し合う、スリリングで楽しいコミュニケーションが流行していました。
手紙の折り方も流行り廃りがありましたね。
動画に出てくる折り方は一番ベーシックな折り方なんじゃないでしょうか。
ハートの形におられた手紙が回ってくると「おっ!」となってました。
3:16 シーブリーズの蓋交換
これは動画のコメントを見るまで気付けなかったですし、私はあまり馴染みのない文化だったのですが、制汗剤である「シーブリーズ」のキャップを仲の良い友達と交換するのが流行っていたそうです。
3:17 携帯に貼られたプリクラ
プリクラがとにかく大人気で、「プリ帳」と呼ばれるノートに貼られる他、携帯電話に貼り付ける人が多かったですよね。
彼氏とのプリクラは携帯の裏面にある充電器のフタの隠れたところに貼る、という独自の流行もあった気がします。
3:34 「どんだけ〜!」
人差し指を立てて左右に振る動作は、IKKOさんの口癖として知られている「どんだけ〜!」の時の動きでしょうか。
「どんだけ〜!」は2007年の新語・流行語大賞にノミネートされました。
まとめ
いま私がわかっている分だけどうにかまとめてみましたが、数えてみたところ…62個!
これだけ頑張って見つけても、後10個もあるなんて…!
(細分化してカウントしたらギリ70個くらいはいきそうな気もしますが)
ちょっとした仕草や背景の細かいところにも、まだまだ平成あるあるネタが隠れていそうです。
皆さんはどれくらい見つけられましたか?
私が見つけられなかったものや、「これが抜けてるよ!」というものがあれば、ぜひSNSなどで教えてくださいね!
ちなみに私が一番好きなORANGE RANGEの曲は「鬼ゴロシ」と「GOD69」です。