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TOP TECH JS / jQuery 画像スライダーは「Slick」と「Swiper」を押さえていれば大抵どうにかなる説

画像スライダーは「Slick」と「Swiper」を押さえていれば大抵どうにかなる説

Web制作の現場では、画像スライダーは今や当たり前のように使われています。

これまでさまざまなコーディング案件に携わってきましたが、既存サイトの修正や改修をしていて感じたのは、「結局、SwiperとSlickさえあれば大抵の案件でなんとかなる」ということ。
以前は「bxSlider」なども主流だったように思えますが、スマホでの操作性がいまひとつだったり、更新が5年以上止まっていることもあり、次第に使われなくなってきた印象です。

さらに軽量化されたライブラリや、Vue.js、Reactなどに対応した新しいスライダーが続々と登場し紹介されていますが、ぶっちゃけ実際の制作現場ではこの2つが圧倒的に多いです。

今回は、SlickとSwiperの特徴や機能比較や使い分けのポイントをご紹介します。

①jQueryベースの定番「Slick.js」

簡易サンプル

See the Pen
slick-sample_01
by piconotes (@rwvwzrdg-the-flexboxer)
on CodePen.

特徴

  • 数多くのサイトで使われている定番ライブラリ
  • カスタムの幅も広くオーソドックスなスライダーは手軽に作れる
  • jQueryが必要
メリット デメリット
  • 導入がとにかく簡単
    オプションなしだと1行で動く
  • ドットナビ、矢印、オートプレイ、スワイプなど
    基本機能が網羅
  • jQuery依存
  • 開発が停滞気味で、新機能追加は期待できない
  • 複雑なレイアウトにはやや不向き

導入方法

 

②オプションがとにかく豊富な最強のスライダー「Swiper」

簡易サンプル

See the Pen
swiper-sample_1
by piconotes (@rwvwzrdg-the-flexboxer)
on CodePen.

特徴

  • オプションの数が豊富、公式デモページはこちら
  • デザイン・エフェクトは定番から変わり種まで、表現の幅が広がる
  • Slickにはないプログレス表示の機能が豊富
  • jQuery不要、Javascriptのみで動作するため軽量化を見込める
メリット デメリット
  • モバイル最適化でタッチ操作がスムーズ
  • デザインやエフェクトなどのオプションが多彩
  • jQuery不要、Vue.jsやReactコンポーネントもあり
  • 設定項目が多く学習コストがやや高め
  • DOM構造の制約が強めで、カスタマイズにコツがいる

 

結局どっちがいいの?

最近は体感としてもSlickから徐々にSwipeに移り変わっているイメージがありますが、現行でSlickを活用しているサイトは圧倒的に多いので、問題なく触れる方が吉という印象です。

それぞれのスライダーの細かい使い方やオプション解説も別記事で紹介しますので、そちらもぜひご活用ください!